狭量
現状に満足していない人間は、何かを欲してそれを得ても決して満足せず、心は常に貧しいというのが心理学での暫定的結論なのだそうだ。確かにそうかもしれない。
自身の半生を思い返してみて、
「成績が上がりさえすれば絶対幸せなのに」
「スポーツが上達すれば絶対…」
「恋人ができれば」
「合格さえすれば」…などと、それが実現すれば幸せなハズだったものは結局自分を幸福にはしてくれなかった。
しかしそういう中でも幸福を感じていた時期は必ずあり、きっとその頃は心情が幸福を呼び込む形でオープンだった。
要するに楽観的だった。
まぁ人生の2割くらいは楽観的になれる時期があれば上出来だと今は思う。